家庭教師のやりがいについて

家庭教師は生徒との関係が大切なやりがいのある仕事です。
今回は家庭教師のアルバイトを大学時代ずっとつづけたAさんにインタビューをしてみました。
家庭教師をする方も教わる生徒さんもともに戦っているのだと分かりますね。

家庭教師の時の簡単な経歴と最初に教えた子について教えてください。

大学生のときは家庭教師のアルバイト以外はやったことありません。
しかし家庭教師として教えた生徒は20人くらいいます。
家庭教師は生徒との関係が大切なやりがいのある仕事だと思っています。

大学生になって何かアルバイトをしたいと思っていましたが、できるだけ授業に差し支えのないものにしなければと思っていました。
よって家庭教師であれば短時間なので授業との両立もできると思って派遣会社を探していたところ、サークルの先輩が家庭教師の派遣会社で働いているということで紹介してもらいました。
先生の数に比べて、生徒の数が圧倒的に少ないのでなかなか仕事が回ってこなかったのですが、半年たってやっと生徒が見つかりました。

しかしいきなり受験生ということでプレッシャーがありましたが、せっかく半年も待って巡り合った生徒ということで思い切って承諾することにしました。
その子はどうしても福祉関係の仕事がしたく、その科がある高校が限られていて倍率も高かったので、一緒に頑張らなければと思いました。

受験勉強を教えるのに苦労したことはなんですか?

生徒は数学が苦手で、私も文系だったので数学を教えるのはあまり得意ではなかったので苦労しました。
一度やった問題は解説してあげると2回目はきちんと解けるのですが、新しい問題をやってみると全くできません。

テストで同じ問題が出ればいけど、それでは受験に対応できないのでどうしたらいいか悩みました。
しかし一緒に勉強していくうちに生徒がどういう問題でつまずくかということが分かってきたため、問題の解き方というよりも、問題を解くコツを教えてあげるようにしました。
図を書いて考えるとか、問題の文章のキーワードに丸を付けるとか単純なことでしたが、コツが分かってきてからは、問題を解くために考えるのが楽しくなったようで、すらすら解けるようになりました。

その子の受験の結果はどうでしたか?

希望していた福祉科が毎年倍率が高く、難関だったのですが、生徒が受験した年はたまたま倍率が低かったというのもあって見事合格することができました。
しかし倍率が低いとは分かっていても、結果を聞くまでは私の方も不安でたまりませんでした。

また苦手な数学の問題が解いたことのある問題だったというのもラッキーでした。
そのほかの国語や社会なども少しは教えていたのですが、生徒本人が得意だったので受験の結果には自信があったようです。

受験生の皆さんにメッセージをお願いいたします。

とにかくたくさんの問題を解いて、それらを自分のものにしていくことが大切です。
基礎の学力がついたら、それを応用できる力も必要です。
数学などの考える問題はコツをつかめばすらすら解けるので、自分なりのコツを探してうまく見つかると楽しく解けるようになると思います。
合格した時の自分の姿を想像して楽しい気分で受験勉強に励んでください。

家庭教師を考えている方にメッセージをお願いいたします。

初めにも言いましたが家庭教師はやりがいのある仕事です。
受験という人生を背負っているので大変な面も多いのですが、その分志望校に合格できた時などは自分のことのように喜びもあります。
中学受験や高校受験で家庭教師をつけている場合も同様です。

教えることで学ぶことも多いし、とても有意義な時間になるとおもいます。
バイトで迷っている人で意義のあるバイトがしたい人は家庭教師のバイトをお勧めします。